ACC体験記 FILE029=ひろちゃんちのまあちゃんさん
※ご主人様が腺様嚢胞癌(ACC)に罹患され、奥様が体験記を書いてくれています。
<原発部位>外耳道(右)
<STAGE>不明
<投稿者>ひろちゃんちのまあちゃん
(サバイバーの奥様)
<住まい>福岡県 福岡市
<罹患年齢>2014年4月より症状有り
(痛み)
※2019年01月現在 67歳
<病院>九州大学病院
<体験記>
2014年 春
右耳に激しい痛みがありました。
耳鼻科を受診すると軽い外耳道炎と診断され鎮痛剤と点耳薬を処方されました。
しかし、あくる日も症状は解消されなかったので他の耳鼻科を受診することに。
診断は最初の耳鼻科と同じでしたが、その後、痛みは2日間ほどで解消されました。
たまにピリッとした痛みは有りましたがかなり長い間放置することに…。
2018年
ピリッとした痛みが気になりたまに耳鼻科を受診するも症状は変わりませんでした。
「もしかしたら神経からかも?」と思いペインクリニックを受診。
ペインクリニックではリリカを処方されました。
リリカ=神経障害性疼痛や線維筋痛症に伴う疼痛の治療に用いられる飲み薬です。
しなしながらこのリリカを服用しても症状は緩和されず、あまりにも経過が長引くので「がんじゃないよね…」などと言いながら別の耳鼻科を受診することにしました。
「耳の中が少し腫れている」とのことから、消毒のために週一度通院を続けましたが結果的には痛みは解消しませんでした。
そこで、何年もの間痛みが続ている事を強く言ったところ医療センターを紹介してくれました。
医療センターでCT検査とMRI検査をしたところ腫瘍があることが判明しました。
生検の結果は良性腫瘍だけど手術は九州大学病院が専門とのことで転院。
九州大学病院で詳しく検査をすることになり改めて生検した結果、腫瘍の正体は良性腫瘍ではなく腺様嚢胞癌(ACC)だということが発覚しました。
幸いなことにPET-CTでは遠隔転移はしてないと判断されました。
2018年12月5日=手術
腫瘍が耳たぶの後ろの皮膚の下にあるので皮膚ごと切り取り大腿部から皮膚を血管ごと移植しました。また、再発防止のため腫瘍と一緒に鼓膜まで切除することになり聴力を完全に失うことになりました(2018年12月17日 退院)。
2018年12月29日=受診
術中の迅速検査では断端陰性でしたが、切除した腫瘍に接していた骨が陽性の可能性があると診断されました。ただ、直ぐに進行するとは考えにくいので4月と7月にMRI検査をした結果で治療の判断をすることになりました。
日常生活に慣れてくると耳の聞こえが悪いのが気になるようです。
ふたつあった耳がひとつになってしまったのですから慣れるまでは大変だと思います。
でも、そのこと以外は痛みがから解放されて以前より快適のようです。
仕事は以前と変わりなく変わらず忙しい毎日です。
先のことは分かりませんが、その時その時で主人にとって一番良い方法を考えていこうと思います。
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