ACC体験記 FILE039=ケセラセラさん
<原発部位> 左鼻腔
<ニックネーム> ケセラセラ
<性別> 女性
<住まい> 長崎県
<罹患年齢> 48歳(2021.3 現在58歳)
<体験記>
2010.8月
花粉症の時期を過ぎても治らない鼻づまりが気になり近所の耳鼻科を受診しました。
鼻腔内にポリープが有ると診断され総合病院を紹介され、総合病院で検査を受けた結果ポリープの奥に腫瘍が見つかりました。
生検の結果「腺様嚢胞癌」と診断されました。
2010.9月
手術により鼻腔内の腫瘍を摘出。
その後、3ヶ月~半年間隔でのCT/MRIによる経過観察の日々を7年余り過ごしました。
~手術から7年半~
2018.3月
医師からも経過観察を終了しましょうかと提案され始めた頃、
左上顎骨に腺様嚢胞癌が再発し、右腸骨にも遠隔転移の疑いが有ると診断されました。
再発迄の長い経過観察の間、主治医から腺様嚢胞癌は再発すると治療のエビデンスがないと何度も聞かされていました。
癌が再発して、遠隔転移もある中で術後に希望が持てずなかなか手術の決心がつきませんでした(思い返せばこの時期が一番辛かったと感じています)。
2018.12月
左上顎骨に再発した癌を左上顎骨ごと摘出し同時に左足から筋肉と血管を移植する形成再建手術を受けました(手術時間12時間の大きな手術となりました)。
2019.5月
約半年後、今度は左肺に転移。
診断も兼ねた摘出手術を受けました。
2019.8月
続いて右肺に転移。
この時も診断も兼ねた摘出手術を受けました。
2020.4月
そして、両肺に多発性転移し、経過観察となりました。
2021.2月
更に左眼窩に癌が再発し、放射線治療を予定しています。
現在
今は、今日一日を家族の為に生きています。
明日の事は何も分かりませんが手術を悩んでいた頃の自分より遥かに前向きに生きています。
毎日前向きになれるわけではありませんが、悩んでいる時間が勿体ないと思えるようになりました。
これもHamaさんをはじめACCのメンバーの皆さんの体験を知る事ができたからだと思います。
感謝しています。
2021.3月UP
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